共喰い・世界文学・うさぎ・V系・人間以外(文学フリマ東京での刊行物をご紹介)

2023年11月11日(土)、東京流通センターで「文学フリマ東京37」という書籍即売会がおこなわれます。わたし(河野咲子)が関わったものを中心に刊行物をご紹介します。
もちもち 2023.11.08
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こんばんは。うかろに通信をお読みいたただき、ありがとうございます(最初に仮で設定した「もちもち」から配信者名を変えられない状態で、非常に困っているのですが、小さな文字ですからどうか見逃してください…)。

ご挨拶もままならないままですが、書籍即売会「文学フリマ東京37」でお求めいただけるさまざまな刊行物についてさっそくご紹介していきます。

★「文学フリマ東京37」の開催概要はこちら

以下で紹介しているもの:

  • 『LOCUST』『継続のためのトレイントーク(共喰い的制作考)』[て-21]

  • 『カモガワGブックス Vol.4』 特集:世界文学/奇想短編[し-57]

  • 『ウはうさぎさんのウ/R is for Rabbit』[お-04]

  • 『漆黒の熱量』[お-05]

  • 『Sci-Fire』[え-37, 38]

  • (『5GⅡ』『&6』[お-1, 2, 3])

手短に説明するつもりだったのに、かなりの分量になってしまいました。わたしの関わったもののほかにも気になっている刊行物について書きたいのですが、ひょっとすると次回のお便りで配信できるかもしれません。

それ以外にも、育てているアロエや、マスカット売りのお兄さんの話などもしたいのだけど、それはまたのちほど…。

***

ロカスト編集部[て-21]

編集部員として参加しているロカスト編集部では、『LOCUST』Vol.04 長崎特集, Vol.05 北海道特集, Vol.06 福島特集を文フリ特別価格で販売、そして新たな書き下ろし対話篇『継続のためのトレイントーク(共喰い的制作考)』を刊行します。

『継続のためのトレイントーク(共喰い的制作考)』

『継続のためのトレイントーク(共喰い的制作考)』

ロカストは、旅の体験から批評を立ち上げるプロジェクト。オールカラー批評誌『LOCUST』は大変充実した美しい雑誌なので、もし既刊でお求めになっていないものがあればぜひ購入をご検討下さい。

わたしはVol.04にカズオ・イシグロ論、Vol.05に中城ふみ子論、Vol.06に金井美恵子論、その他を書いています。

また、書き下ろし対話篇『継続のためのトレイントーク(共喰い的制作考)』は、言葉をめぐる昨今の状況を振り返りながら、「共につくる/書く」ことの可能性について検討しています。ロカスト編集長・伏見瞬とともに、ひとつのGoogle Docsを共同編集しながら執筆。実験的作品であることもあり、かなり安価での販売となるので、ぜひお気軽にお求め下さい(とはいえ、内容も手触りも結構ぎっしり充実しています)。

『継続のためのトレイントーク(共喰い的制作考)』もくじ

『継続のためのトレイントーク(共喰い的制作考)』もくじ

ロカスト販売ブース「て-21」の周辺には、批評関連のブースが連結して集まっているそう。聞いたところによれば、佐々木敦さん、アラザル、エクリヲ、テレ(ことばの学校第一期演習科有志)、ことばの学校第二期演習科有志、いぬのせなか座、海響舎、作家の手帖、の皆さんとご一緒しているとのことで、ぜんぶまとめてチェックできます! うれしい。わたしもおりますので、遊びにいらしてください。

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続きは、4955文字あります。
  • カモガワ編集室[し-57]
  • 超うさぎ文明[お-04]
  • V系SFの店[お-05]
  • Sci-Fire 2023[え-37,38]
  • やんぐはうす[お-1, 2, 3]
  • おまけ:最近見た映画「Sick of Myself」

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